初期研修医の皆さんへ・後期レジデント募集

この度、2020年度より慈恵医大柏病院独自の後期研修プログラムを開始することになりました。
ここ柏病院は救急指定病院として三次救急を扱うほか、がん拠点病院そして地域の中核病院、そして人口120万人の東葛地区における唯一の大学病院です。
そのため、経験できる症例は多く、多岐にわたります。
我々は特に腹腔鏡手術やロボット手術の教育に力を入れており、後期レジデント4年間で日本泌尿器内視鏡学会の腹腔鏡技術認定医合格のレベルを一つの到達目標に、そして期間中にロボット手術の資格取得も目指します。

我々の診療のモットーは、

①全員が主役
②最高の質の手術を追究する
③最高の環境で働く

です。何を隠そう、雰囲気の良さが一番の売りです。とにかく楽しく、輝きに満ちた毎日を約束します。チーム一同、みなさんと一緒に働けるのを楽しみにしています!!

 

東京慈恵会医科大学附属柏病院
泌尿器科専門研修プログラム

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泌尿器科の特色

慈恵医大柏病院 泌尿器科の特色

東京慈恵会医科大学泌尿器科は開講90年を迎えたわが国で最も歴史のある講座です。慈恵医大の建学の精神自体である「病気を診ずして病人を診よ」との銘のとおり、患者本位の臨床家の育成を目指しております。また、柏病院泌尿器科のスローガンは「柏から世界へ」でありグローバルな活動をしています。医局在籍者は広く学内外におよび、宮崎医大、自治医大、弘前大、山形大、東京医大、岩手医大、長崎大、昭和大、千葉大、聖マリアンナ医大、新潟大、東邦大、浜松医大、京都府立医大、東海大、神戸大、杏林大、帝京大、山梨大といった多くの大学出身者が活躍しています。


慈恵医大柏病院の専攻医募集は2020年より開始しますが、慈恵医大附属病院では当初より行ってます。若い医局員が多く、学年の分布はグラフの通りです。入局後即戦力として、みな各病院で実力を発揮しています。また泌尿器科というと男性の疾患がメインで、男性の医師が多く、女性の医師が少ないと思われがちですが、女性医師も6名在籍しております。女性泌尿器疾患に対しては、女性医師の方が活躍できる場面が多く、男性医師と同様に多方面で活躍してます。 最後に卒業時あるいは初期研修時の成績は一切問いません。大切なのは後期研修が始まってからのやる気です。慈恵医大泌尿器科はあなたのやる気を最大限支援したいと考えています。

グローバル化への挑戦

慈恵柏病院泌尿器科の「柏から世界へ」のスローガン通りに、わが国にとどまらず世界へ情報を発信するような講座を目指しています。ヨーロッパ泌尿器科学会(EAU)、アメリカ泌尿器科学会(AUA)をはじめとした多くの海外の学会に若い後期研修医のときから積極的に出席してもらえるように講座を挙げて支援しています。海外の各学会には専攻医が毎年参加しています。柏病院泌尿器科では参加するだけにとどまらず、毎年、世界最大規模のEAU、AUAで演題がacceptされ、発表を行っています。また、海外から著名な泌尿器科医を年3回ほど慈恵医大泌尿器科講座に招聘して講演会を開催し海外との交流を深めています。

よく学び、よく遊べ ~A lot of fun in KASHIWA~

    柏はあらゆる情報の発信地です。その柏の中心に慈恵はあります。病室からは手賀沼が一望できますし、夏になれば手賀沼花火大会が病院から一望できます。 「よく学び、よく遊べ!」が慈恵医大柏病院泌尿器科のもうひとつのキャッチ・フレーズです。仕事を終えてから繰り出す柏には小洒落たダイニング・バーがあり、ショッピングするなら高島屋、丸井があります。電車に30分も乗れば東京へ行くこともできるので、充実したプライベートの時間を確保することもできます。

内容について

専攻医の身分について

慈恵医大柏病院では初期臨床研修終了後4年間の専攻医として研修に励んでいただきます。給与は大学の規定に従って支給されます。関連病院では勤務先の規定に従って給与が支給されます。大学では1日出張(研究日)を設け、経済的にも十二分にバックアップする態勢をとっています。

専攻医制度の内容について

専攻医制度の細かい内容については日本泌尿器科学会が定めた到達目標(https://www.urol.or.jp/student/specialist_reg.html)をご覧ください。日本泌尿器科学会は専攻医研修を4年間に規定しています。慈恵医大柏病院泌尿器科ではこれらの到達目標を達成できるよう研修を組んでいます。詳しくは泌尿器科専門研修コースプログラムをご覧ください。
このほかに慈恵医大柏病院特有の制度としては鏡視下手術トレーニング・コースがあります。大学内に腹腔鏡手術のトレーニングセンターがあり定期的な講習会でスキルアップが可能です。そして、技能に応じた3つのステップを設け試験をおこない合格した方は柏病院での腹腔鏡手術をおこなうことができます。この制度は日本泌尿器内視鏡学会が定めた泌尿器腹腔鏡技術認定制度の専門医を取得するのに有利なものです。

1年目 小手術や基本的な処置を習得し大手術の助手を務めます。病棟における基本的なマネージメントを習得します。外来診療に必要な問診を習得し基本的な手技を研修します。
2-3年目 主に大手術、腹腔鏡手術の執刀医、第一助手を務めます。外来診療では的確な診断を下し治療プランを立てます。この時期には他の慈恵附属病院に1年程度派遣され、より多彩な症例を多く経験することになります。
4年目 日本泌尿器科学会の専攻医制度の最後の年に当たります。病棟主治医としてチーフレジデントとなります。腹腔鏡手術、大手術は指導医のもとに執刀医となります。専攻医終了後に日本泌尿器科学会の専門医試験を受験します。

進路・将来像

あらゆる将来像に対応します

どのような医師、泌尿器科医になろうかという希望は個々の医師によって様々であると思います。たとえば研究者、勤務医、開業医など様々な進路があります。また、泌尿器科の中でも膀胱癌を専門としたいなどといった特定の専門領域に興味があるような場合もあろうかと思います。私たちの講座ではこのような多様なニーズにこたえられるよう最大限の支援をいたします。

国外留学を希望される先生

専修医研修終了後には国内外の提携施設への留学を奨励しており、単年あたり2名程度の留学生派遣を目指しております。最近5年間では米国に6名、カナダに2名が留学しており、留学先の研究内容も泌尿器科病理学、再生医療、遺伝子治療など多彩です。国内ではチーフレジデント終了後、必要に応じてがんセンターなどの基幹病院をはじめとした専門が特化された施設への1年間の派遣を原則としています。

研究課題

当講座では現在、以下のような研究プロジェクトが動いております。

  • 前立腺癌特異プロテオーム発現の検討。新規腫瘍マーカーの探索。
  • 尿路上皮悪性腫瘍におけるプロテオーム発現の検討。
  • 泌尿器癌に対する遺伝子治療の基礎的検討。
  • 泌尿器疾患における再生医療の検討。
  • テッシュアレイ法による腎細胞癌予後因子の検討。
  • テッシュアレイ法による膀胱癌の再発に関する検討。
  • 前立腺癌に対する小線源永久挿入療法における補助内分泌療法効果の検討。
  • 頻尿・尿失禁の病態生理の解明と治療法に関する検討。
  • Pre Cushing 症候群における腫瘍内ホルモン濃度の検討。
  • 酸素電極を用いた尿中細菌の迅速薬剤感受性の検討。
  • 慢性前立腺炎の疫学的検討。

大学院への進学を希望される先生

後期研修終了後に進学していただきます。大学院のカリキュラム以外に海外留学なども含まれます。 4年で終了し学位論文を提出し医学博士を授与されます。最近5年間の留学先は以下の通りです。

1. Dana-Farber Cancer Institute, Harvard University (Boston, USA)
2. David Geffen School of Medicine, UCLA (Los Angels, USA)
3. University of Pittsburgh (Pittsburgh, USA)
4. The Prostate Centre, Vancouver General Hospital, University of British Colombia (Vancouver, Canada)
5. Uniformed Services University of the Health Sciences (Bethesda, USA)

勤務医を希望される先生

募集要項

説明会のおしらせ

詳細決まり次第HPにてお知らせいたします。

医局説明会を開催いたします。
2020年度専門習得コース(レジデント)採用医局説明会を開催いたします。

●第1回2019年7月11日(木)18時30分から 大学2号館8階 泌尿器科医局
●第2回2019年8月1日(木)19時30分から 大学2号館8階 泌尿器科医局

随時施設見学も受け付けておりますので、参加をご希望される方は、医局長 都筑俊介までご連絡ください。
電話03-3433-1111、内線3561-2、メール:tsuzushun60@gmail.com
採用に関して、さらに詳しい情報に関しては慈恵大学のホームページを参照してくだ さい。

 

募集要項

詳細決まり次第HPにてお知らせいたします。

1.応募資格
2020年3月末で初期臨床研修修了見込のもの、または医師免許取得後2年間の初期 臨床研修を修了したもの
2.募集期間:2019年7月1日(月)~9月30日(月)
3.選考日:2019年10月19日(土)
4.説明会・日程
第1回2019年7月11日(木)18時30分から 大学2号館8階 泌尿器科医局
第2回2019年8月1日(木)19時30分から 大学2号館8階 泌尿器科医局
随時施設見学も受け付けておりますので、参加をご希望される方は、医局長小池 祐介までご連絡ください
(電話03-3433-1111、内線3561-2、メール:y-koike@jikei.ac.jp)

よくある質問

  • 医局の雰囲気はどうですか
    メリハリのある上下関係は社会人として当然ありますが、フレンドリーな医局だと思います。先輩後輩関係なく相談しやすい雰囲気でいっしょに考えて結論を導きだせる医局です。
  • 教育システムはどうなっていますか
    専攻医として大学で採用されると泌尿器科医局員としていっしょに働くことになります。詳細は専攻医募集のページに書いてありますので参考にしてください。基本的には4年間の間に泌尿器科の手技、診察を先輩医師の姿を見ながら日常業務を通して覚えることになります。

  • どういう業務体系で働いているのですか
    主治医制やチーム制ではなく、全員の患者様を全員のスタッフで診るというスタイルで行っております。特に本院では、チーフレジデント、サブチーフレジデントというリーダー的役割の先輩の下で、指示を仰ぎながら協力し合って仕事をすることになります。
  • 当直は何回ぐらいですか
    大学での当直は、概ね1ヵ月4回(平日3回、日曜日1回)ぐらいです。スタッフの数により多少変わります。
  • 学会参加などはどうですか
    国内では日本泌尿器科学会、日本癌治療学会、日本泌尿器内視鏡学会、その他にも自分の興味のある分野の学会へ積極的に参加し発表をすることになります。また、アメリカ泌尿器科学会(AUA)やヨーロッパ泌尿器科学会(EAU)などの国際学会の参加を若手の頃から積極的に推奨しています。自分で発表するのは当然素晴らしいことですが、発表がなくとも先輩たちに同行し国際学会の雰囲気に慣れることが、将来自分の国際学会発表の準備になると考えています。
  • 女性医師でもやっていけますか
    とくに「泌尿器科医としてがんばりたい!」という気持ちがあれば、男女関係ありません。女性だからといって女性泌尿器の分野をやらなくてはいけないということもありません。現在、当医局には女性医師が6人います。先輩に女性がいるということは相談もしやすいと思います。
  • 泌尿器科の中でも専門分野がわかれますか
    専攻医のうちは、専門分野を決めてそれだけをすることをお勧めしません。広く泌尿器科の全分野を理解してから専門分野を決めることがいいと思われます。
  • 関連病院への派遣もありますか
    附属4病院だけでなく医局から派遣されている病院が東京近郊に10施設あります。各病院にはその病院の特色があります。若いうちは、色々な病院へ定期的な移動をすることで、色々な医療を経験することができます。またその病院の上級医の先生と働き多くを学ぶことで、その後の自分の泌尿器科医としての成長につながると思われます。
  • アフターファイブなどは
    日常業務が終われば、あとは自由です。医局や研究室で自分の仕事をするのもよし、夜の街に繰り出すこともよしです。医療という厳しい分野での毎日を過ごすためには、メリハリのある生活をすることと、息抜きも必要です。

先輩の声

川野 将太先生(H28年卒)

平成30年度入局の川野です。初期研修は慈恵医大柏病院で終了し、そのまま柏病院で泌尿器科として勤務を開始しました。研修医になる段階ではまだ入局する科も決めておらず日々悩む日々が続いていました。研修医2年目の5月に柏病院の泌尿器科を回りAUAという海外の学会や多くの日々の手術に参加させてもらいました。特に慈恵柏病院は膀胱癌の手術(膀胱全摘)に力を入れている病院でもあり、とても複雑で解剖も難しい手術ですがそれらのことを色々と教えてもらいとても魅力的に感じたのを覚えています。また手術だけでなく泌尿器の領域は悪性腫瘍の手術や結石、排尿障害など多岐にわたりとてもやりがいのある科と思い入局を決めました。柏病院の泌尿器科も現時点では10名と人数も増えていますが、上の先生もとても話しやすく若手までの距離が近くとても働きやすい環境であり、忙しいながらもとても充実した日々を送ることができました。また、学会発表等も盛んに行っており、発表の際には疾患の知識を深めるだけでなく日本の多くの場所で学会に参加できるのでは良い気分転換になっています。
 慈恵医大の泌尿器科としてはもともと男性が多い科でしたが、近年では3年連続で女性の医師も入局しており男女問わずとても魅力的な医局だと思います。興味のある方はぜひ一度見学に来てください!

川原田 綺香先生(H29年卒)

今のご時世、女性の泌尿器科医の数は増えつつありますが、それでも未だに周りの方からは「女の子で泌尿器科医を目指すなんて、とっても変わってるね。お家が泌尿器科なの?」とよく言われます。私は実家は泌尿器科ではないし、それどころか、家族に一人も医師はいません。医学部に入学したときは、将来に対して「手芸とか工作とか料理とかが好きだから手術する人になりたいな〜」くらいのぼんやりとした夢を描いているだけでした。
そんな私が泌尿器科という道を選ぶきっかけになったのは、大学5年生の臨床実習でした。臨床実習で一番最初に回った科がたまたま泌尿器科で、回った期間もたったの1週間でしたが、悪性腫瘍から感染症、外傷に至るまで幅広い疾患を扱い、内科的治療も手術も行い、新しい治療方法が続々進出してくる分野であり、長年働いても飽きが来ない、いくつになっても夢を見続けられる科であると感じました。そしてなにより、和気藹々とした泌尿器科の雰囲気、生き生きと楽しそうに仕事をする泌尿器科の先生方の姿に強く惹かれ、泌尿器科という道を選びました。
慈恵医大柏病院泌尿器科は、その中でも特に一人一人が仕事をエンジョイし、輝いているような職場であると思います。
非常に指導熱心で愛のある上級医のおかげで、「柏から世界へ」のスローガンのもとに活発に学会発表を行なったり、積極的に地域の他施設や他科との合同勉強会を行うことで外からの知識を取り入れたり、慈恵医大柏病院泌尿器科の中でレクチャーを行うことで科としての知識の共有を図ったりと、レジデントにとっては非常に学ぶ機会に恵まれています。加えて、比較的若い先生方が多く所属しており、学年の近い先輩後輩と切磋琢磨しあい自己研鑽を積める場でもあると思います。
その立地や地域との関連性から、実に多種多様な症例が集まる場で、難しい症例も多く、ハードワークを強いられる場面もありますが、その分一丸となって診療に取り組んでおり、まとまりがあって風通しの良い職場でもあると思います。大変なときもあるかもしれませんが、その割にはストレスが少なくて、楽しく働ける環境です。
長々と言葉を並べ立てましたが、まずは是非一度見学にいらしてみてください。きっと気にいるはずです。

研修医のみんなとの思い出

泌尿器科紹介ムービー

準備中となります。