当科の三木部長と阪中先生が香港に遠征して参りました!
阪中先生は春に赴任した、見た目にインパクトのある心優しきナイスガイです。
そんな阪中先生から報告記を頂きました!
以下本文です。
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初めまして。お初にお目にかかります、趣味が日サロ、六本木在住で自宅ではダーツとゴルフパターに精をだしております、泌尿器科スタッフ1年目 阪中啓吾(さかなか けいご)と申します。4月から柏病院に勤務させていただいております。以後、お見知り置きを。
さて今回、香港にあるCUHK Jockey Club Minimally Invasive Surgical Skills CentreにてEndoscopic Workshopに参加すべく6月22日~24日の2泊3日の弾丸旅に行って参りましたのでご報告させて頂きます。
三木部長と2人旅ということで前日は緊張のあまり寝付くのにかなりの時間を要しました。
そのせいもあり、当日は電車乗車予定時刻の15分前に起床するというかなり際どい一日のスタートとなってしまいました。初日早々から遅刻という粗相はまずいと、あらゆる手段を駆使し、何とか待ち合わせ時刻on timeで空港に到着し三木部長と合流することができましました。
ここからは私、おもてなし精神を遺憾なく発揮する旅の始まりです。
僭越ながら、私レジデント時代に時間を持て余していたためANA修行僧として励み、SFC取得しております影響で、空港ラウンジを使用することができます。
今こそ、それを有効活用すべく、三木部長を先導させていただき空港ラウンジにてフライトまでの待ち時間をゆとりある空間で一緒に過ごさせていただきました。
機内では各々の時間を尊重するため席は離させていただき、三木部長はお仕事を、私は香港での旅のコーディネートに勤しみ、あっという間にフライト4時間が経過し香港到着となりました。昼食はホテルの中華料理を頂きました。メニューが中国語と英語表記あとは料理の写真しか載っておらず、料理の詳細がわからず、やや不安もありましたがどの料理も絶品であり、前菜、肉類、飲茶余すことなく食させていただきました。
午後は香港の諸先生方との夕食会までのフリーな時間がありました。気温30℃以上、湿度70%と高温多湿な季節で私、ここぞとばかりにホテルのプールに向かい、香港の紫外線を全身で感じ、この上ない高揚感を感じるひと時でした。
さて、夕食会/懇親会です。私のおもてなし精神とは裏腹に、コーディネート不足が早速、露呈してしまいました。なんと昼食と同会場で夕食会が行われてしまったのです。
幸いにも、昼食で食べたものと被ることはなかったので何とか難を逃れた感じです。
今回のEndoscopic Workshopで発表される香港、韓国、中国の諸先生方が一同に集まり、夕食会/懇親会が開催されました。
こういった懇親会は初めての経験で、集ったメンバーは一回り以上、上の先生ばかりで緊張しっぱなしでした。英語も全くといってだめな私でしたが、先生方の熱い思いを感じ取れその場を共有できたことに非常に満足しています。
翌23日、朝から夕までEndoscopic Workshopに参加させていただきました。
項目は大きく分けて3つで、TURBt・TUL・TURPに関することでした。
三木部長はわれらが、柏病院で行っているEn-bloc TURBtについて講演されました。一塊切除での病理診断の正確性、sub-Stageingの重要性を説いており会場中の熱い視線が三木部長に注がれておりました。また、私が関連病院である富士市立中央病院で学んできた深い(強気の)En-bloc TURBtについても触れて頂きました。今後の展望として(強気の)En-bloc TURBtでの深層筋層採取でのT2aに関して膀胱温存の可能性について説いており、場内からはどよめきが起こっていました。
中国では上部消化管腫瘍に対するESDと同等の手段でBT-ESDといった手技を所得しており一塊切除の意義を唱えておりました。
日本ではまだ普及していないEn-bloc TURBtですが、アジアを中心に広めていきたいという諸先生方の強い思いが垣間見れたEndoscopic Workshopでした。
1日みっちり学習し、煮詰まったところで、尖沙咀へ!
香港といえば、やはり百万ドルの夜景を見ないわけにはいけません。三木部長と、千葉大の坂本先生、私の3人で夜景を見に行ってきました。天気も良く、素晴らしい香港市街の光景を目の当たりにしてきました。男だけで、、、(笑)
三木部長と香港の夜景が拝めるBARで熱い会話を繰り広げられ私の今後進むべき道が少し見えたような気がします。さらなる努力と経験が必要であると再認識できた今回、香港旅でした。
長々と失礼いたしました。
それでは皆さん、よしなに。
阪中 啓吾
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案外普通の報告記で皆様ホッとしたか、物足りなく思われたかどちらかだと思います。
僕は両方感じました。
何はともあれ、アジアでの地盤を着々と築いていく我々です。
今後ともよしなに!